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青汁丸分かり辞典「青汁の美容効果」

今、野菜不足による色々な問題がクローズアップされています。外食の増加などにより、子供の栄養の偏りや、病気への影響も懸念されています。もともと日本人は農耕民族ですから、野菜が不足するとたちまち健康に悪影響が出てしまうわけですね。

そうした野菜不足の解消に役に立つのが「青汁」です。青汁とは緑黄色野菜をすりつぶした絞り汁のことですが、一般的にはケールや大麦若葉を主成分にしたものが有名です。丸ごと野菜の成分が入っているため、栄養分や食物繊維が豊富で、野菜不足を補うのに最適な健康食品と言えます。

青汁に含まれる主な栄養素としては、食物繊維のほか、ビタミンＡ、ビタミンＣ、ベータカロチン、カルシウム、葉緑素などがあります。野菜を丸ごとすりつぶしているので、これらの成分が多く含まれているだけでなく、バランスよく配合されていることも魅力です。栄養素は単独で働くだけでなく、栄養素同士が協働して働くことも多いため、相性のいい栄養素のバランスというのはとても重要です。

こうした健康に良い青汁の効能・効果の１つが美容効果です。では具体的にどういう効果があるのでしょうか？

最も分かりやすいのは便秘対策です。女性に多い便秘ですが、便秘が続くと以下のような症状が現れます。

・肌荒れ
・吹き出物
・疲労感
・イライラ感
・腹痛

どれも美容には大敵ですね。便秘の解消方法はいくつか知られていますが、最もよく知られているのが、毎日欠かさず食物繊維をとることですね。その点、青汁は食物繊維の宝庫ですので必要十分な量を簡単に摂ることができます。

それ以外の美容効果としては、青汁の持つ抗酸化機能が挙げられます。「抗酸化」と言われてもピンと来ない人が多いと思いますが、酸化というのは細胞がだんだん老化していく、老化現象そのものです。肌にシミやシワ、ソバカスなどができるのも酸化の影響の１つです。

青汁にはこうした美容や美肌に大きな害を与える酸化を抑制してくれる機能があるということですが、これについては実験結果も発表されています。植物別の抗酸化能力（ＯＲＡＣ）を測ると青汁の主成分であるケールの値が圧倒的に高かった、ということです。

　

青汁は体の中から酸化防止＝アンチエイジングをしてくれる、ということですね。

また、２００８年の別の学会発表では、青汁の主成分であるケールにメラニンの生成を抑制する作用があることが報告されています。メラニンは褐色の色素ですが、ご存知の通り紫外線などの刺激を受けると大量に生産され、これもシミやソバカスの原因となりますね。

このメラニンの生成を抑制してくれるわけですから、美肌にはありがたい効果と言えます。

それ以外にも青汁には以下の効果・効能が指摘されています。

・青汁の主成分である食物繊維やカリウム、カルコンなどによる、体内の老廃物や有害物質を体外に排出するデトックス効果
・新陳代謝がよくなり血流が改善され、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などを防ぐ、生活習慣病の予防効果
・野菜が持つ抗酸化作用や免疫システムの調整機能による、がん予防やアレルギー症状の改善効果

このように美容や美肌だけでなく健康維持にもうれしい効果のある青汁ですが、以前は「マズイ食べ物」の代名詞のようになっていましたが、今は商品開発も進み、より飲みやすくなっています。また、どうしても飲めない人にはタブレットタイプのものも販売されていますね。

野菜不足で栄養が偏りがちな現代人にとって、「青汁」の必要性はますます増しています。ご自分の美容や健康が気になった方はぜひ「青汁」を試してみてはいかがでしょうか。

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