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今、野菜不足による色々な問題がクローズアップされています。外食の増加などにより、子供の栄養の偏りや、病気への影響も懸念されています。もともと日本人は農耕民族ですから、野菜が不足するとたちまち健康に悪影響が出てしまうわけですね。
そうした野菜不足の解消に役に立つのが「青汁」です。青汁は、ケール大麦若葉といった主原料の違いはあれど、どれも飲みやすく、また栄養豊富に作られています。また丸ごと野菜の栄養を摂取できるため、野菜不足を補うのに最適な健康食品と言えます。

コラム:青汁百科「家の庭でケ−ルを育てる方法」

ケールは、家の庭先でも、すぐ栽培できます。

日照は最低、6時間くらいは必要でしょう。

また、一日一合の青汁を飲もうとすると、毎日250g、冬場では約300gのケール葉が必要となります。

このためには夏期には、約30〜40株、冬期では70〜80株、1uに2〜3株を植栽する空地を、準備してください。

ケールは年中、種子をまくことができます。

しかし寒中には、ビニールをかぶせてやらないと発芽しません。積雪や、霜害の少ないところでは、1年中、採取することができるのが良いところです。

家庭菜園の栽培方法を、わかりやすく書いてみましょう。

まず、ケールの種子は、柔らかくした土の上に、2センチくらいの間を空ける程度に、バラまきし、上はかぶせず、散水します。

種子は、2年以上経ったものは、極めて発芽がわるいので、採種して1年以内のものを使いましょう。

さて、ケールの苗は本葉が2枚以上になったら、次の苗床に、10センチ間隔くらいに移植します。移植すると、苗の成長が早く、しっかりしたものになります。

苗が15センチくらいに成長すれば、定植が可能ですが、ケールは30センチくらいまで大きく太くなっても、定植は可能です。むしろ活着力が強く、病害虫に妨害される危険も少なく、少し大き目の苗が望ましいといえるでしょう。

定植に当たっては、畑は排水をよくすること、ウネの底に元肥(ボカシ肥料や鶏糞などがよい)を、しっかり入れておくことがポイントです。

ケールは成熟した下の葉から、順次、とってゆきます。家庭菜園の場合は、1年間、採集は可能ですが、半年で植えかえるのが理想的なやり方です。

ケールの幹は、上に上にと、葉をつけ伸びていきますが、採取期開が長いため、肥料切れをおこします。葉は、上になるほど、小さくなってしまいがちです。元肥は、普通の野菜づくりより、しっかり、入れておかなければならないのは、このためです。

またケールは、生命力の強い植物ですので、小さな脇芽を摘んで、上にさしておいても活着し、半年から1年も、葉をつけてくれます。

都市で暮らしている方の場合、家庭菜園は望めない人も多いと考えられますが、一つの手段として、ベランダ栽培や、屋上栽培も試みられることをおすすめしましょう。

ポリ塩化ビニール製のみそ樽や、漬物樽の空いたのを、マーケットで譲ってもらいます。樽の底に、直径5〜10ミリくらいの孔を、5センチ間隔くらいで、約20コから30コくらいあけてください。

さらに、樽の胴まわりにも、下から中間くらいまでの間に、約30から40コくらいの孔をあけます。

樽の底には、砂か砂利を、3センチ厚に敷き、その土に、腐葉土や鶏糞などを土にまぜて一杯にしましょう。そしてケール苗を一本植えにすると、1年中、成熟葉を採集することができます。

諸外国でも、家庭菜園は重視されており、ドイツでは都市住民が希望すれば車で15分以内くらいのところに、市民のための小菜園が、自治体の制度として設けられております。

一区画は、50坪から100坪(350u)の畑が借りられます。

日曜日や、夏休みに泊まりかけて農作業ができるように、宿泊施設も設けられてあり、それが全国いたるところにあり、クライン・ガルテン=市民農園=とよばれ親しまれています。

経済大国日本では、都市住民のための「シルバー農園」は、一世帯当たり5坪から10坪くらいのもの、これと比較して、羨やましいため息が出そうな現実です。

さて、ケールを、広い畑で作る場合の肥培管理を、かんたんに紹介しておきましょう。

まず化成肥料を長年使ってきた畑には、初めに牛糞や馬糞、枯草や落葉などを、なるだけ、たくさん入れないと、はじめてのケール葉は、ニガ味が強いので閉口します。

平均的には、10アール当たり苦土石灰150kg、牛糞なら4t、堆肥なら約2t、ぼかし肥料でも約2tで、これらを配合して施肥する必要があると経験的にいえます。

青汁に利用できる野菜は、緑の濃い葉っぱであればどんなものでも結構です。

蓚酸を持っているので、湯掻かないといけない、といわれるホウレン草やフダン草も、単品でなく、三種類以上の野菜と混ぜて使えば、青汁にして生でとり入れても、中和されて、特に、問題にならなくなります。

毎日、絞って飲むものですから、清潔な野菜でなければなりませんが、市場で売られている野菜は、ほとんど化学肥料と農薬なしでは作られないため、栄養の偏りと、残留農薬の危険が伴います。

化学肥料を使うことによって、野菜の中には、亜硝酸塩がふえてゆきます。これは体には良くないだけでなく、味もニガ昧が増し、栄養も偏ってゆきます。

遠藤仁郎医学博士は、三種類以上の野菜を、年中、採集したり、作りつづけることは無理があることがわかったため、これに代わって、年中、確保でき、作れる野菜として、ケールの導入をはかられたのです。

参考になさってください。

ちなみに青汁のネックといえばクセのある味ですが、初心者には飲みやすい錠剤タイプのものや、抹茶のような味に改良された飲みやすいタイプのものも販売されていますね。ご興味がある方はご検討ください。

>>>青汁比較

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