今、野菜不足による色々な問題がクローズアップされています。外食の増加などにより、子供の栄養の偏りや、病気への影響も懸念されています。もともと日本人は農耕民族ですから、野菜が不足するとたちまち健康に悪影響が出てしまうわけですね。
そうした野菜不足の解消に役に立つのが「青汁」です。青汁は、ケールや大麦若葉といった主原料の違いはあれど、どれも飲みやすく、また栄養豊富に作られています。また丸ごと野菜の栄養を摂取できるため、野菜不足を補うのに最適な健康食品と言えます。
青汁のしぼりカスの利用法ですが、まだ多くの栄養物が残っていますので、無造作に捨てず、利用します。
綿布の袋に入れて、お風呂の浴槽に浸けておくと、湯に溶け出たケールの成分が、温まって開いた皮膚の気孔から入り、体内の毒素分解や、老廃物の排出を促進する働きなどがあり、皮下組織の浄化に役立ちます。
ケールを浸けた浴槽は、掃除するとき、浴槽の壁面につく脂肪が、かんたんに除去できるので大助かりします。
化学薬品を使って洗浄すると、浴槽が早く傷みますが、植物酵素は優しく働き、機器を長持ちさせてくれます。
青汁や、その絞りかすを流す台所のパイプは、つまりにくいといわれるのも、先のような作用によるものでしょう。
また、火傷をしたときは、センイを多く含んだ青汁を、たっぷり、綿花か、ガーゼなどにしみこませて、患部に貼っておくと、ケロイド状の火傷跡を皮膚に残さず、きれいな肌になって治る効用もあります。
切り傷にも、おなじように貼ってください。
化膿もせず、きれいに治ります。こうした効果は他の植物でも見られますが、ケールは安心して使え、他に劣らぬ効力を発揮することが、体験者から、しばしば、報告されてきます。
さて、ケール料理あれこれをご紹介します。
ケールは青汁材料としてだけでなく、料理に使うことも可能です。
かんたんな料理方法としては、洗った葉の葉柄や葉脈の白い太い部分を除去し、緑の部分だけを、細かく切り、油をひいたフライパンで塩・コショウをふりかけ、焼いて食べるケールの油いため。
また、緑の葉を三ミリくらいに細長く切り、お好み焼きに入れて食べます。
また、天ぷらに揚げても、葉肉が厚いため、しっかりと仕上がります。
四月ごろから、ケールの花芽が伸びてきます。
花の蓄が開かないうちに、約五センチの長さまで葉とともにつみとり、熱湯で、約五分〜十分程度ゆでて、冷水にさっと入れて冷えたらよく水切りして、ポン酢やマヨネーズで食べます。
他の野菜では味わえない美味なものです。
これはケールを栽培している人か、農家と契約栽培している人しか、食べる機会は少ないでしょう。
参考になさってください。
ちなみに青汁のネックといえばクセのある味ですが、初心者には飲みやすい錠剤タイプのものや、抹茶のような味に改良された飲みやすいタイプのものも販売されていますね。ご興味がある方はご検討ください。
>>>青汁比較