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今、野菜不足による色々な問題がクローズアップされています。外食の増加などにより、子供の栄養の偏りや、病気への影響も懸念されています。もともと日本人は農耕民族ですから、野菜が不足するとたちまち健康に悪影響が出てしまうわけですね。
そうした野菜不足の解消に役に立つのが「青汁」です。青汁は、ケール大麦若葉といった主原料の違いはあれど、どれも飲みやすく、また栄養豊富に作られています。また丸ごと野菜の栄養を摂取できるため、野菜不足を補うのに最適な健康食品と言えます。

コラム:青汁百科「再生紙マルチ水稲栽培とは」

前回のコラムでご案内したように環境保全型農業を推進するなかで、ケール健人の会では、問題となっている除草剤(CNP)に頼らない米作りはできないものかと、会員に呼びかけ研究をすすめました。

ケール栽培農家の中にも、賛同してくれる人々があらわれ、4年間の試行錯誤の結果、〈再生紙マルチによる水稲栽培〉に到達することができ、40アールの試験栽培に成功しました。

〈再生紙マルチ水稲栽培〉とは、どういうものでしょうか。

簡単に紹介しますとダンボールの古紙を再利用して、厚さ0.2ミリ、幅160センチ、長さ100メートルのロール状巻紙をつくり、これを水田に敷いて、その上から苗をさして植えこんでいくものです。

この方式では、除草剤散布の必要はありません。

秋の収穫まで、草とりのために、水田に立ち入る必要がなくなったのです。

それだけでなく、他の病害虫防除にも効果を発揮します。

この農法を研究し開発されたのは、鳥取入学農学部の津野幸入教授ですが、鳥取県農業試駿場の指導をえて、夕張市域で農家の協力によって250アールの田植えを実施しました。

いま用紙類はわが国では、年間1700万トンが生産されて、うちダンボール紙は約857万トンを占めています。

これらの紙の多くは、使用後は、ゴミ焼却炉で燃やされるか、埋立地に処分されるかしています。

しかし燃やせば大気汚染、埋めれば土壌や海洋汚染につながるため、地球環境保全の世界的世論と、資源のリサイクル運動のひろがりとともに、ダンボールは再生価値が高いため、そのほぼ半分が、回収、利用されています。

この再生紙マルチ栽培が、より多くの農家にとり入れられてゆくと、古紙の再利用は一層すすむでしょうし、無農薬栽培から大気汚染問題まで、さまざまな難問解決の、すばらしい展望が見えてくるのではないでしょうか。

ケール健人の会では、農家と手をつなぎ、こうした環境保全型農業を、会員の消費契約にもとづく生産体制を確立し、地球的視野に立って、「持続できる農業」の一つに、再生紙マルチによる米づくりを、運動として、発展させてゆこうとしています。

いま、目本の農政は財界各国との貿易上の協定のもとに、コメを、外国から輸入しようとする方向にすすみはじめています。

もしコメを輸入しはじめたら、農家は今より安い米価に見舞われ、コメ生産が放棄されることは、火を見るより明らかです。麦の輸入と共に、日本のコメの裏作であった麦づくりが消えてしまったのが何よりの証明です。

しかし、もっと恐るべきことは、コメを外国に依存していくうちに、諸外国の干ばつや長雨などの異常気象で、コメが不作になったら、たちまち輸入は止まるでしょう。

そのとき日本で、すぐコメ生産を再開するなどということはできないのです。

水田は長年使わない場合は、水がうまく溜らないため、水稲栽培は不可能なのです。

農は国の基本であるといわれています。ケールの青汁運動にとどまらず、日本人本来の食べものの中心である、コメ作りを持続してゆけるような運動をも併せてとりくみ、会員と力を合わせてコメ需給を確立してゆこうと考えています。

参考になさってください。

ちなみに青汁のネックといえばクセのある味ですが、初心者には飲みやすい錠剤タイプのものや、抹茶のような味に改良された飲みやすいタイプのものも販売されていますね。ご興味がある方はご検討ください。

>>>青汁比較

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