今、野菜不足による色々な問題がクローズアップされています。外食の増加などにより、子供の栄養の偏りや、病気への影響も懸念されています。もともと日本人は農耕民族ですから、野菜が不足するとたちまち健康に悪影響が出てしまうわけですね。
そうした野菜不足の解消に役に立つのが「青汁」です。青汁は、ケールや大麦若葉といった主原料の違いはあれど、どれも飲みやすく、また栄養豊富に作られています。また丸ごと野菜の栄養を摂取できるため、野菜不足を補うのに最適な健康食品と言えます。
ケール健人の会は、1986年頃から、三重県の名張市を中心に、約10戸の農家と1ヘクタールの面積に、契約栽培をスタートさせました。
その翌年の夏は、ことのほか炎天がつづき、日本の野菜(在来種)は、ほとんど、枯れてしまうような状態でした。
山の斜面にケールを植えていたある農家の方は、今までの経験から、どうせ、この炎天続きだから日本の野菜と同じように、枯れてしまっているだろうと、半ば、あきらめながら、久しぶりに山の畑に登っていったところ、水もやらないケールがあっと驚くような姿で、立派な緑濃い葉っぱを繁らせており、「40年近く、この地で野菜を作ってきたが、こんなすごい野菜は、見たことがない」と驚きを語ってくれるほどの、強い生命力を見せつけたのでした。
またケールは、暑さに強いだけでなく、冬の寒さにも強く、氷点下になると日本の野菜はそのままではほとんど凍ってしまって、売り物になりませんが、ケールは葉の中に凍らない成分(エチレン、グリコール)を増やして、葉緑素を守ります。
太陽が当たり、葉の表面の氷が解けると寒中にもかかわらず、わずかずつ、成長してゆくという驚異的な、寒さに対する適応力をも、併せもっています。
ケールの弱点は、水に弱いという点です。
それでも大雨で、畑がどっぶりと水づかりした場合、日本の野菜は冠水したらほとんど腐ってしまいますが、ケールは水さえ引けば、ふたたび葉を伸ばし、芽を成長させてゆきます。
こうしたケールの強い生命力は、青汁にして飲むわたくしたちの肉体にも入りこみ、作用してくれていることは疑いありません。
ケールの成分は、野菜の中では最高位を争う貴重な栄養価に満たされています。
ことに今日の日本人に不足がちな、カルシウムやビタミン類と、繊維が多量に含まれていることに、注目する必要があるでしょう。
参考になさってください。
ちなみに青汁のネックといえばクセのある味ですが、初心者には飲みやすい錠剤タイプのものや、抹茶のような味に改良された飲みやすいタイプのものも販売されていますね。ご興味がある方はご検討ください。
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