今、野菜不足による色々な問題がクローズアップされています。外食の増加などにより、子供の栄養の偏りや、病気への影響も懸念されています。もともと日本人は農耕民族ですから、野菜が不足するとたちまち健康に悪影響が出てしまうわけですね。
そうした野菜不足の解消に役に立つのが「青汁」です。青汁は、ケールや大麦若葉といった主原料の違いはあれど、どれも飲みやすく、また栄養豊富に作られています。また丸ごと野菜の栄養を摂取できるため、野菜不足を補うのに最適な健康食品と言えます。
今日の病人の多発には、三つの根源がありますが、その最大の要因は、過食。いわゆる食べ過ぎや、食べ方の誤りに、問題のあることが明らかになってきました。
「食はいのち」であると、私たちの食生活を改める運動の指導者、丸山博医学博士(元大阪大学教授)は説いています。
この「食」とは、食べものはもちろん、食べものの食べ方までふくめての言葉であり、いのちは、食品の質だけでなく、食べる量と、適正な食べ方かどうかも、関係していることを
考える必要があります。
食品はなるだけ、自然に近いもの、添加物や、加工の少ないものが良いことは、言うまでもありません。
加工すれば加工するほど、素材のもっている良いものが失われてゆき、栄養の不揃いなものに低落していきます。そうしたものを食べ続ける生活を積み重ねていくうちに、体の栄養バランスも狂い、体調に悪い変化があらわれて発病に到ります。
お米は、玄米のまま炊いて食べるのがよい、といわれるのも、自然に近い、栄養の揃った状態で食べることになるからです。
玄米のいやな人、食べられない人は、せめて二分づき米か、胚芽米くらいにして、少しでも玄米に近い状態で食べるべきでしょう。
遠藤医学博士は、「大きな魚の切り身より、頭からシッポまで食べられるくらいの小魚がよい」と言われます。
これはたとえば大きなブリのお腹の部分の切り身は、たしかに美味です。しかし、お腹の部分にある栄養しか人の体に入ってこず、栄養に偏りを生ずる原因となる危険を、指摘しておられるわけです。
自然に近いままが良い、とは言っても、すべて生が良い、と極端に理解しないことも大切です。
ケールや、その他、緑濃い葉っぱ類こそ、生を青汁にして、生きた姿のままで食べるにこしたことはありません。
しかしコイモや、ジャガイモなど、煮たり焼いたりしなければ食べにくいものは、火力を使う必要があります。
高い熱を使うことによって失われるものを、補うためにも、ナッパは生で、青汁にして飲むことは、栄養バランスのすぐれたとり方だと言えます。
私たちは今日、それぞれの食べものの栄養価や、栄養の構成について、計算し考えぬいて食卓にのせる時間の余裕はない人が多いはずです。
遠藤仁郎医学博士が唱導するイモ、マメ、ナッパを、できるだけ、自然に近い形で、毎日の食生活に、とり入れてゆくことを習慣化する―そういう暮らし方で解決してゆくことにしましょう。
参考になさってください。
ちなみに青汁のネックといえばクセのある味ですが、初心者には飲みやすい錠剤タイプのものや、抹茶のような味に改良された飲みやすいタイプのものも販売されていますね。ご興味がある方はご検討ください。
>>>青汁比較