今、野菜不足による色々な問題がクローズアップされています。外食の増加などにより、子供の栄養の偏りや、病気への影響も懸念されています。もともと日本人は農耕民族ですから、野菜が不足するとたちまち健康に悪影響が出てしまうわけですね。
そうした野菜不足の解消に役に立つのが「青汁」です。青汁は、ケールや大麦若葉といった主原料の違いはあれど、どれも飲みやすく、また栄養豊富に作られています。また丸ごと野菜の栄養を摂取できるため、野菜不足を補うのに最適な健康食品と言えます。
「青汁」とはいったい何だという読者の方や、また「青汁」と聞いて、悪役で鳴らした俳優八名信夫さんが、青汁を飲んで「まずーい」と唸る昭和のコマーシャルしか思い出せない人には、まず、青汁が何からつくられているかをお話しするのが、一番いいでしょう。
青汁とは、生の緑色野菜をどろどろにすりつぶして、搾った絞り汁です。
本来なら、キャベツや大根葉、小松菜、レタスなど、たいていの野菜が材料になるのですが、問題は生の葉を搾る作業が大変なことと、栄養成分の量と種類のバランスです。
ビタミンやミネラルなど栄養成分の量が多くてバランスもよく、しかも年間を通して栽培できるような野菜があれば、これは大変便利です。
いろんな野菜を混ぜる必要もないし、いつでも材料が入手できます。しかし、そんな便利な野菜が都合よくあるのでしょうか。
ところが、あるのです。それが「スーパー野菜」、ケール(KALE)です。
ケールはキャベツやブロッコリーの原種で、もともとは南ヨーロッパが原産地。成長すれば大きさは1mぐらいになり、キャベツと違って葉は結球しませんが、1枚の葉が200〜250gにもなります。
栄養成分も非常に優れています。
日本へは明治初年に数品種が導入されたことがありますが、当時の日本人の口に合わなかったらしく、栽培されるにはいたりませんでした。
それが今、野菜の原種としてのたくましさ、生命力、栄養成分の豊富なことが見直され、青汁の原料として脚光を浴びているのです。
今、製品として出回っている青汁は、ほとんどがこのケールを搾ったものなのです。青汁といえばケールのことだというぐらい、青汁の製造会社はすべてケールを原料に使っています。
ご興味がある方は青汁を試してみてはいかがでしょうか。
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